「金賞を受賞しました」
代表取締役社長 大井建史
全国新酒鑑評会が広島で行われるのは本年度が最後と言う事でしたが、お蔭様で金賞を受賞いたしました。これで杜氏も就任以来四年で三回目の受賞です。造りの方針として今年の大吟醸は、受賞傾向とは異なっても「天寿らしいキレイでふくらみのある物を」と信念の造りをしましたので、受賞の報に佐藤杜氏のほっとした顔は見ものでした。
全国新酒鑑評会は、「地域の特徴が無くなる」「市販酒として良い酒なのか」等々、色々と意見の分かれる所ではあります。過去に多くの受賞暦のある蔵や大手の蔵では「鑑評会の役目は終わった」と言う所もありますが、本当にそうでしょうか?その中に連続受賞によりブランドを確立した蔵が何社有りますか? 今、頑張っている蔵の芽を摘むことになりませんか?そして何よりも各酒蔵での最高の緊張感を持った酒造りの期間を失うことになりませんか?もちろん誰もが酒造り一本一本に心血を注いでいます。しかし、これこそが今年一番の酒と定め、それに全身全霊を込める事が、その年の酒造りにメリハリを付け、ベテランにもよりいっそうの向上に挑む場を与え、士気を高めるものだと私は考えるのですが…。
ホームページ一新
悲しいぐらいに時間がかかってしまいましたが、ホームページのリニューアルが出来ました。これまでのトップページは「すごく暗い」と言われながらも八年近く使い続け、(と書いたとたんに顔に汗が出てきました。)時間が掛かった分内容が良いかどうかは別ですが、これまでよりは大分見やすくはなったかと思います。メールマガジンの配信も通信の郵送回数より、さほど多いとは言えませんが、是非皆様にご批評をいただければと存じます。弊社商品の県外への販売は、全体量の7〜8%しか有りませんので、天寿の買える店・飲める店の情報を充実したいと考えておりますが、恥ずかしながら営業力の不足により、どのお店で天寿の何が買えるのか(飲めるのか)が良く判っておりません。お取引を頂いているお得意さまに於かれましては、ホームページに載せさせていただきますので、メールにて是非情報をお寄せ下さいます様お願い申し上げます。
郵送で、通信をお読み頂いているお客様で、メールニュースの配信でも良いとお考えの方がいらっしゃいましたら、ホームページから天寿プレミア倶楽部にご入会ください。7月20日までにお申し込み頂いた方の中から抽選で十名様に雫取りの金賞受賞大吟醸(これぞ出品酒)720mlをプレゼントさせて頂きます。
イベント参加御礼
最後になりましたが、「落語と天寿を楽しむ会」「雪室氷点熟成酒解禁パーティー」にご参加いただきました皆様。本当にありがとうございました。落語は今年も鳳楽師匠に感謝感謝の100名満員御礼。解禁パーティーもワインのヌーボー感覚の会ですが、四店合計で240名を越えるお客様と楽しく過す事が出来ました。
イベント報告
イベント報告
解禁パーティー
4月28日開催
まだ雪深かった2月11日、弊社の蔵開放イベントで、「しぼりたて純米生酒」をタンクまるごと雪の中に封印する、雪室氷点熟成を行いました。
そのお酒の解禁日を4月28日とし、タンクの呑みを切り、その場で瓶詰めしたお酒を味わい楽しむパーティーを開催いたしました。地元である、「ホテルまさか」「居酒屋三太」「たつみ寛洋ホテル」と、秋田市の「瑠璃亭」の4店に、瓶詰めしたばかりの「雪室氷点熟成純米生酒」を持ち込み、今年の出来をいち速く確かめて頂きました。
当日は、240名を越えるお客様がご参加下さり、氷点熟成の特徴であるトロリとした口当たりのお酒を口に含むと、「美味しい!」との歓声が… 何よりも嬉しい瞬間でした。
今年で2回目のこの企画ですが、より多くのお客様にご参加頂けるように、会場の増加と楽しい内容をと、早くも第三回に向け意欲満々のスッタフです。
第3回 落語と天寿を楽しむ会
5月27日開催
鳳楽師匠は、「昭和最後の名人」と言われた三遊亭円生(故人)の孫弟子にあたり、間もなく円生の名跡を継ぐとも言われている人情話の第一人者で、平成5年には文化庁主催の芸術祭賞を受賞し、約400題というネタを持つ名人。「日本の酒と食の文化を守る会」のご後援により、酒蔵での寄席は全国18の酒蔵で開催されています。「本格的な落語が地方で聞ける」と地元の方々に大変喜ばれ、当日は限定100席がすべて埋まる盛況ぶりでした。 16時より始まりました鳳楽師匠の古典落語2題「味噌蔵」「唐辛子屋」に、笑ったり、ホロリとしたり…師匠の芸を満喫されていました。その後、師匠にもご参加いただき、当日限定の「金賞受賞酒」や、社員が地元の食材にこだわり調理した料理を楽しんで頂きました。
師匠の落語は言うに及ばず、金賞受賞酒・花酵母商品や手作り料理にお褒めと労いの言葉を頂戴し、今後に更なるファイトを燃やしております。ご期待下さい!